ナノスケール動的構造評価X線システム

多層膜ミラーにより集光された高輝度X線を試料に照射し, 得られる回折/散乱強度を半導体二次元検出器(PILATUS)で迅速にデジタルデータ化できます。

  • 本体はリガク製Nano-Viewer、CuKα線(波長 0.154 nm)
  • 穴開きイメージングプレートを利用し、広角・小角の同時測定も可能
  • カメラ長はおよそ100 mm ~ 1300 mm
  • 小角散乱解析用ソフト「Nano-Solver」が付属
  • 透過と反射(微小角入射)の両測定法に対応した加熱冷却フォルダを利用可能
  • 反射測定については、雰囲気制御も可能(窒素ガス、アルコール蒸気など)
  • リンカム製 加熱冷却引張フォルダおよびせん断フォルダ、リガク製 DSCフォルダを利用可能
加熱冷却引張フォルダを用い、イメージングプレートによる広角回折とPILATUSによる小角散乱の同時測定を行っている様子

京都大学化学研究所 共同利用・共同研究拠点の設備であり、共同利用を受け付けています。詳しくは、下記担当者までご連絡ください。
京都大学 化学研究所 山子研究室 准教授 登阪雅聡 (e-mail: tosaka<- at ->@scl.kyoto-u.ac.jp)